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・人気復活 二つのシンボル ~スカイタワー西東京 多摩六都科学館~(1面)

 

  東京スカイツリーの開業で人気復活のスカイタワー西東京。

 世界最多の星を映し出せるプラネタリウムを擁してリニューアルした多摩六都科学館。

 西東京のシンボルとも言える、芝久保町5丁目にある二つの施設のこんなこと、知っていますか。

 

光の色・動きで新たな演出

 夕方になると、スカイタワーは翌日午前中の天気予報を紫(晴れ)、緑(曇り)、青(雨)のライトアップで伝えてきました。2011年12月、水銀ランプから、どんな色でも出せるLEDに替えたことにより、新たに色と動きを組み合わせてクリスマスなどの年中行事やイベントに合わせた照明演出が行えるようになりました。 例えば通常の時報であれば、毎正時に頂部の上下が交互に点滅し、クリスマスには頂 部を白と緑に色分け。「世界糖尿病デー」(11月14日)はシンボルカラーであるブルーが点灯しました。 国内の無線通信に使われるタワーとしては、新名所・東京スカイツリー(634㍍)などに次いで6番目に高く、地上からの高さは195㍍。ライトアップと併せて西武新宿線の乗客や新青梅街道を車で走る人の目を引いています。今春は、東京スカイツリーの5月開業に合わせるように新聞や雑誌、テレビ局の取材が多かったそうです。 タワー本来の役割は、各種通信事業者や放送事業者のアンテナを備え、タクシー無線といった業務用無線や携帯電話、防災行政無線などの中継とコミュニティー放送であるFM西東京の送信などを行うことです。

 

展望絶景 でも上れず

 展望台はなく、普段は一般向けに開放していません。同タワーを運営する株式会社田無タワーによると、「もともと工作物であり、展望台を設置するには建築物の許可が必要。また、設置した機器は個々の通信利用者に直接関わるものなので、公表することはできません」と説明します。 ただ、作業用に125㍍までのエレベーターがあり、条件が良ければ横浜ランドマークタワーが見えるそうです。いまのところ展望台の設置についての具体的な計画はありませんが、鉄塔からの眺望が見られる「ライブカメラ」をホームページ上で公開しています。 付設の第2局舎地下にある貸し会議室「タワープラザ」は市民にどんどん利用してもらいたいと言っています。

 

世界一「満天の星」

 タワーに隣接する多摩六都科学館。ここのプラネタリウムの光学式投影機が8月、「最も先進的なプラネタリウム」としてギネス世界記録に認定されました。 投影機は高輝度LED光源を使い、直径27・5㍍という世界第4位の大型ドームに世界最多の1億4千万個の星を映し出すものです。プラネタリウムメーカー最大手の五藤光学研究所(府中市)が4年かけて開発しました。 六都科学館では新装オープンした7月7日から使われ、10月までに約7万人が訪れる人気施設になっています。 ギネス認定を機に、同館は「先端科学の講座や最新の宇宙情報の提供など科学の魅力を通じて生涯学習の拠点としたい。地域コミュニティーの施設にも」と張り切っており、近隣市から来る親子のためにもサイクリング道路の整備やバス路線の新設などを関係方面に働きかけています。

     (伊東・鹿島)


・北向地蔵はのっぺらぼう。田無・保谷 地名の由来は他(2面)

・依然くすぶる不満~「西東京」の市名。大企業が注目強固な地盤~(3面)

・にらみを利かす夜光鬼面。はなバス 大きさまちまち(4面)

 

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<読者感想>

今回のテーマの「わがまち再発見」を興味深く読ませて頂きました。
いつも田無タワーと勝手に読んでいたのですが、正式にはスカイタワー西東京という名所も恥ずかしながら初めて知りましたし、西東京
に着任した当時は既に西東京市になっておりましたので、その名称に確執があったことも初めて知りました。

いつもホットではっとさせられる話題に感服しております。