4号「くらしの相談」

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 シニアかわら版4号
 シニアかわら版4号(2009年4月)

 

・市民相談室はよろず相談所(1面)

 「相談したいな」と思ったとき、あなたは話をどこへもっていきますか? なかには「まあいいか」とそのままにしてしまう人もいるでしょう。でも多くは、家族や隣人、友人、知人など、まず身近な人に相談するのが普通のすがたでしょう。1人で悩まないのが肝心です。
 社会には、様々な相談窓口が用意されています。さて、「広報西東京」には毎号「無料相談」の案内が載っていますが、市民がどのように「無料相談」を利用しているのかについて話を聞きに、市民相談室を訪ねました。


☆市民相談員 半井静男さん
──どんな相談がありますか?
 シニアに多いのは、相続、人権・身の上、それに成年後見制度などです。友人間の金銭問題ですと、簡易裁判所の少額訴訟を使うこともできるとアドバイスします。また、遺言を残したいというお話には、公証役場に行きなさい、そのときは証人になる人が2人必要ですなどと言います。
 しかし、相談の中身は、ご家族やお仲間がいれば、そこで相談して解決できる話が多いですね。例えば、お祝いのお金はいくら包んだらいいのか。おじいちゃんやおばあちゃんがいれば、どのくらいが適当か、それなりの知恵を出してくれて解決するでしょう。冠婚葬祭に関することがけっこう多いですね。言ってみれば、よろず相談ですね。
 昔は、困り事が起きたら、近所の頼りになる人が相談にのってくれて問題が解決するという地域のつながりがありました。今は、おじいちゃん、おばあちゃんがいない家族が多くなったうえに、お隣近所のつながりも希薄になり、孤立していて相談できる相手がいない。それで市民相談室がそういう人たちに対応する場になっているようです。
 シニアでも人と協調できる方は、福祉施設に通うなりグループ活動に参加して、相談相手をつくりますね。


──相談室を利用するときの  注意点は?
 一般市民相談は、特にお名前も住所も聞かず、対応に制限時間はありませんが、専門相談は、氏名などの記名が必要で、割り当て時間はお一人30分が基準なので、まず、聞きたいことはメモに個条書きにしておくといいと思います。質問に5分、相談員に25分が理想です。


──相談員はどんな人ですか?
 相談員は市役所に長く勤めて退職した嘱託職員で、相談室は3室あります。ここは、市民のための総合相談窓口で、より専門的な相談は、ここから「専門相談」(予約が必要)や役所内の各課(環境防災、税務、保健福祉など)にバトンタッチされます。
 一般市民相談に寄せられる相談数は、平成19年度で約2500件(田無・保谷庁舎合計)。利用者のうち65歳以上は約3割、その6~7割が女性です。
      (北原町・Y)

 

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