16号「シニアのスポーツ」

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シニアかわら版16号(2010年9・10月)
シニアかわら版16号(2010年9・10月)

 シニアのスポーツ事情を取材しました。

・高齢社会で注目される軽スポーツは?(1面)

シニアのスポーツ事情 

西東京市のシニアスポーツは最近どんな状況にあるのでしょうか。

富士町福祉会館内にある西東京市老人クラブ連合会事務局。隣接するグラウンドで、10月に開催される東京都老人クラブ連合会(東老連)の軽スポーツ大会に向け、8人がグラウンド・ゴルフの練習に夢中になっていました。 

 

大会の競技種目は、このほか「輪投げ」と「ペタンク」の計3種目。耳なれない競技名もあります。 市老人クラブ連合会長の鈴木武さん(82)に聞くと、軽スポーツはレクリエーションも兼ねており、体育協会の競技種目とは違って「だれでも、いつでも、どこでも気軽に親しむこと」のできるもので、高齢者の生きがいと健康づくりのための生涯スポーツとして取り上げられたと言います。 それは個々の体力や年齢に応じて生活の中でスポーツを楽しむことでもあります。 

 

西東京市でも軽スポーツの普及に力を入れ、この秋、第1回市長杯の大会が開催されるそうです。 ところで、市内には65歳以上の高齢者が約3万9千人いますが、老人クラブ連合会には44団体合わせて約2500人が加入しているだけです。これは高齢者人口の約7%にすぎず、都内の区市町村では最低ランクだそうです。

 

 軽スポーツを広めたい 

鈴木さんは「会員を大幅に増やし、老人クラブを活性化したい。それには軽スポーツを一般市民にも広め、盛り上げていきたい」と話します。 会員が増えれば、長年培ってきた人生経験を地域で生かすことができるし、「社会奉仕、健康増進、生きがい、介護予防などさまざまな目標達成に貢献できるのではないでしょうか」。お年を感じさせず、情熱的に語る鈴木さんです。

(取材=五十嵐・佐藤・鹿島)

 

(写真説明=上から「輪投げ」/「ペタンク」/右「グラウンド・ゴルフ」)


・全国に広がる西東京発「スポーツゴミ拾い」、新太郎シリーズ②(2面)
・高齢者に向くストレッチ(3面)
・とんぼのめがね、まちの声、シニアの生活力アップ「フォーラム」のお知らせ(4面)